うえまち貸自転車で大阪見学体験記

うえまち貸自転車スタッフのオダギリです。体験記その1で乗った渡し舟が楽しかったのでネットでいろいろ調べると、大阪には8つの渡し舟が現存している事がわかりました。わかったら全部乗らんとダメでしょ〜!って事で行ってきました。大阪渡船めぐり

 

実施日データ

平成16年4月29日(木)

快晴

 

前日お客様にお食事に誘っていただき焼酎をしことたま飲んで、案の定二日酔いでスタート。今回は海辺を巡るって事で、釣り道具を持って行きました。「サイクリング&フィッシング」なんて環境と健康と精神衛生に良さそうな遊びでしょう。

 

見ての通りのスタイルです。

前カゴにはクーラーボックス。ここには「生烏龍」が一本とハサミやら針やら錘やらの小物が入ってます。

 そして竿とリールとウキ。店長の個人の持ち物の竿です。これが最もコンパクトでした。

 ←ちなみにこのうしろ姿の人が店長。

 この釣り道具セット、お申出があればお貸しします。

 
 

 

 店をスタートしGWで混雑した心斎橋を抜け、先ずは阿波座へ。そこでお魚様の食事(エサ)を購入。

 暫く走ると周りの風景が変わってきました。○○海運やら◇△倉庫やら・・・。おぉ、港町に来たって感じ。

 渡し舟の前座はこれしかないでしょう!安治川の川底トンネル。青函トンネルのコンパクト版だと思っていただければ、、、、

 
 

 

 トンネルを抜け、ひたすらUSJへ。安治川沿いを走ればすぐです。

 USJから天保山渡しに乗るわけですが、船が来るまでちょっとフィッシング。

 決してルアーではありません。心癒す為にのんびりとしたウキ釣りです。・・・っが、のんびりする間もなく釣れました。アイナメです。(30センチ)

嘘です。10センチぐらいでした(*^_^*)

 
 

 

ここは天保山渡船(此花区⇔港区)の待合室

 前にも書いたように、この渡しには外国人が多い。今回は話かけられました。

外国人「イクラデスカ?」

私「Free

なんでこんな事聞かれるんかなぁ?と思っていると気がついた。私のTシャツにプリントされた文字が・・・

Ask Me Anything!(なんでも聞いて)」

 
 

 

つづいて到着したのが甚兵衛渡船(港区⇔大正区)

渡船めぐりマップ(手書き)を見ながら船が来るのを待ってると、後ろの女性が「兄ちゃん、自転車で全部まわるん?頑張りや!」と温かい言葉をかけてくださいました。

一人旅ですが心温まる瞬間でした。

 
 

 

甚兵衛渡船からちょっと行ったところにある、3番目の千歳渡船(大正区⇔大正区)です

甚兵衛渡船はあっという間の渡しですが、これは結構距離があります。って言うてもアッと言う間ですが。

千歳って言うのは旧地名です。今はここは北恩加島と言います。

 
 

 

 今回の体験記最大の失敗は、地図を持ってこなかったこと。大まかな手書きの地図だけでは次の船町渡船(大正区⇔大正区)には辿り着けない。

 「Ask Me Anything!(なんでも聞いて)」のTシャツを着た男が地元の人に道を尋ねる。なんとも滑稽な姿。

でも親切なオバちゃんが丁寧に説明してくれた上に応援してくれた。本日2度目の心温まる瞬間。

 
 

 

 先ほどの船町渡船から乗降客が少なかったんです。そしてついに、この木津川渡船(大正区⇔住之江区)では私の貸切り!

 申し訳ないような税金の無駄遣いをさせたような、でもリッチなような・・・・。

 で、この船だけは港湾局が管理しているそうで、(他は交通局)ソファーなんかがついてたりします。

 
 

 

 で、木津川渡船を渡ったところでフィッシング。

 緩やかに流れる川面を漂うウキをのんびりと眺め、目の前には渡船が往航する。

 あぁ、癒されました。癒されすぎてウキが沈んでいるのに気づかずエサだけ取られました。

 それが悔しくて釣りに夢中になり、癒しどころではなくなったのは言うまでもありません。

 
 

 

 釣りを諦め、渡船めぐりに戻ります。

 続いては千本松渡船(西成区⇔大正区)です。この渡船の上には千本松大橋がかかっています。

 らせん状に上っていくこの橋は自転車では厳しい。いくら三段変速がついているとは言え厳しいです。

 
 

 

 12時半に出発した渡船めぐりツアーも気がつけば夕方です。

 見てください。この美しい夕日。30秒ぐらいで対岸に着く落合下渡船(大正区⇔西成区)から撮影しました。

 生で見たら心洗われますよ。ほんま日想観(夕陽に向かって拝むことで、極楽往生を願う修行のひとつ)です。

 
 

 

 本日のラストを飾るのは落合上渡船(西成区⇔大正区)です。この渡船をわたったところにあるのが昭和山。

 地下鉄谷町線の工事の時に掘った土砂を積み上げて出来た山です。標高35メートル。

 最後に相応しい美しい景色で一日の疲れを忘れさせてくれるはずです。

 

 
 

 

今回のコースは地元の人との交流や、渡船の係員の人々との交流がいい感じでした。渡船やトンネルの利用者の皆さんは、降りる時に絶対に「ありがとう」って声をかけはります。当たり前のことなんですけど、とっても清清しく気持ち良い光景でした。

 

ただ、心残りは1匹しかつれなかった事。

正直悔しい。次回は淀川コースみたいなのを考えて釣ってやる!!

 

 

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