織田作之助文学碑
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口縄坂を上りきったところに織田作之助の文学碑があるねん。

「口繩坂は寒々と木が枯れて、白い風が走つてゐた。私は石段を降りて行きながら、もうこの坂を登り降りすることも当分あるまいと思つた。青春の回想の甘さは終り、新しい現実が私に向き直つて来たやうに思はれた。風は木の梢にはげしく突つ掛つてゐた。」
という、昭和19年の作品「木の都」の最後の部分が刻まれてんねん。織田作之助はこのあたりで生まれ育ったから、口縄坂によく来てたみたいやし、作品の中には上町台地がよく出てくるねん。

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