生国魂神社
[住所] 大阪市天王寺区生玉町13
 
生国魂神社ってのは正式名称を
難波坐生国国魂神社(なにわにいますいくくにくにたまのかみのやしろ)って言うねん。
高津神社の南側にあって、難波大社って言われるほど大阪人に篤く信仰されていた神社やんね。
「生島神」と「足島神」を祭神として神武天皇が祀ったって言われてて、
2000年の歴史を持つ神社やねんけど、今の場所に移されたんは豊臣秀吉の時代やねん。
高津神社と同じで、ここも景色がよくて、西には家々の屋根、その向こうには大阪湾を眺めることが出来てんて。
ほんで、ここは儒学者山本洞雲が選んだ「難波十二景」や「難波八景」という名所にも選ばれとって、
・洞雲の「難波十二景」では"池の蓮"
・「難波八景」ではここから眺める"秋の名月"
がそれぞれ選ばれてるねん。今はちょっと厳しいけどね。
そやから賑わいは格別で、『摂津名所図会』(江戸時代に発行された地誌)には
「茶店軒を列ねて賑わしく」
「傍邊の貸食屋(りょうりや)には荷葉(蓮の葉)飯を焚て進むさる程に遊客の手拍子きねが鼓の音に混じ三絃のしらべ神前の鈴の音に合して四時ともに繁盛なる」って当時の賑わいの様子が描かれてるねん。

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